ハービー・ハンコック

blueoceans122007-07-25

今日は、番組でハービー・ハンコック来日公演の先行予約を行った。
日本のジャズシーンという性格上、ハービー・ハンコック率いるカルテットの公演という紹介をしたのだが、いわよるジャズファンからすればこれは決定的な説明不測になるのだろう。
今回の来日チームの正式名称は、ザ・カルテット フィーチャリング ハービー・ハンコックウェイン・ショーターロン・カータージャック・デジョネット
つまり、ハービーは4人組のなかもあくまでも一人なのである。

1960年代、JAZZの帝王と呼ばれたマイルス・デイヴィス(1926−91)を中心に、大活躍した当時最強のクインテットメンバーの中にハービー・ハンコックウェイン・ショーターロン・カーターがいた。
そんな彼らが、1976年アメリカで毎年夏に行なわれるジャズの祭典、ニューポート・ジャズ・フェスティバルにて、マイルス・デイヴィスクインテット時代の演奏を再現しようとピアノのハービー・ハンコックを筆頭に結成したのが、そう、V.S.O.P.だったのである。
これはVery Special One time Performance(1回限りの演奏)のイニシャルをとって名づけられたことからもわかるように、その1回の特別ステージの予定だった。しかし、1度だけのつもりの演奏の評判が非常に高く、その後も活動するようになり、77年、79年には日本にもV.S.O.P.として来日している。

当時のV.S.O.P.クインテットのメンバーには御存知今は亡きドラマー、トニー・ウィリアムスがいた。1969年、トニーがマイルス・デイヴィスのバンドを脱退し、その後任を是非にと任されたのが、ジャック・デジョネットだったのである。

もちろん、こんな説明をするまでもなく、この4人が今来日公演を行うというのは、ジャズシーンの奇跡である。次はあるのかどうか・・・・・。
9月には、東京ジャズフェスが開催され、ボブ・ジェイムスなど往年のフュージョン・アーティストが大挙してらいにちするが、10月は、このハービーのカルテットの登場。
出費はややかさむが、ジャズファンにとっては、極上のオータム・イン・ジャパンとなることだろう。

今回のカルテットの公演スケジュールは以下の通り。

■福岡公演
2007年10月8日(月・祝)
アクロス福岡 シンフォニーホール
開場 4:30 pm/開演 5:30 pm
S/\12,500 A/\10,500 B/\9,500(各税込)

■大阪公演
2007年10月11日(木)
大阪厚生年金会館 大ホール
開場 6:30 pm/開演 7:00 pm
S/\12,500 A/\10,000 B/\8,500(各税込)

■東京公演
2007年10月15日(月)
東京国際フォーラム ホールA
開場 6:00 pm/開演 7:00 pm
S/\11,000 A/\9,000 B/\8,000(各税込)

2007年10月19日(金)
東京国際フォーラム ホールA
開場 6:00 pm/開演 7:00 pm
S/\11,000 A/\9,000 B/\8,000(各税込)

■札幌公演
2007年10月17日(水)
札幌コンサートホールKitara 大ホール
開場 6:00 pm/開演 7:00 pm
S/\12,500 A/\10,500 B/\9,500(各税込)

そうそう、80年代ファンクファンにとっては、ハービー・ハンコックと言えば、ロック・イットやライト・ミーアップなんてのが頭の中で鳴るんだろうな。
てなわけで、今日はアルバム「ライト・ミー・アップ」をiPodに入れてヘビーローテーションしたのでした。