マドンナat東京ドーム

blueoceans122006-09-20

 今の仕事をスタートして以来、最も多くオンエアしたアーティストは・・・・と聞かれたら、おそらく「マドンナ」ということになるだろう。自分の意志で選曲することも多いし、時代を超えてリクエストが多いというのもその要因のひとつかも知れない。
 そのマドンナの久々の来日公演。
 今回はアメリカ式に、オークション席なるものも売りにだされたが、さすがにそこまでして最前列で見ようという気はなく、結局5万円のプレミア席を、業界のコネで手に入れて観に行った。
 東京ドームに行くのは、ジャネット・ジャクソン以来か巨人戦以来かどちらか。
 いずれにしても、2年ぶりぐらいになる。

 さてさて、10分押しで入場したものの、全くライヴがスタートする気配は無し。アリーナ会場の注目は、続々と入場して来る芸能人たち。自分の斜め5列前には、浜崎あゆみが、そのもう少し左に伊藤美咲がいて、注目を浴びる。
 と、なんか自分の前野席にいる女性の横かおがどこかでみたことあるような・・・・・30分ぐらいしてやっと判明。女優の小雪。なんとなんと顔の小さいこと。長身の白人男性と来場していた。
 あと、サッカーのカズ選手も来たが、いつもながら、声援に応えての入場。不思議な人だ。

 こうして結局ライブがスタートしたのは、50分近く経ってから。いやあそれにしても、最近の巨大スクリーンノ映像技術の素晴らしいこと。そしてプレミア席だけあって、ほぼ目の前にマドンナが度々やって来る感じで、終始現実感の無いライヴという印象だったのも事実。

 ここ数年のマドンナは、ハウスやテクノにばかり音楽的興味が行ってるようで、名曲ラ・イスラ・ボニータも、ハウスに乗って歌う感じ。カリブ海の島というよりは、イビザ島というイメージだった。
 が、やはりこの曲やライク・ア・バージンになると、客席のボルテージは上がる。

 そして、ライク・ア・プレイヤーでの、十字架パフォーマンス。言われていたような冒涜感はあまり感じられず、アフリカの貧困社会に対する彼女のメッセージかうまく伝わってくる演出だったと思う。もしかすると、ライブチケットを売らんがために、プロモーターがリークしたのでは・・・・などと勘繰ってしまった。

 2時間強盛り上がったらいぶは、最後に「ミュージック」の大合唱でフィナーレ。この曲が流れてくると、マドンナとアバの思い出が交錯するという不思議な気持ちになってしまう。年齢からしても、恐らくこれだけ動き回るサイズのライヴは、これが最後ではないかと思う。80年代90年代そして21世紀になっても世界を席巻するホップ・アイコンのライブ、久々に足を運んで良かったと思えるものだった。あれだけの仕掛けで見せられると、口パクは案たのか・・・・なんて勘繰りはどうでもよくなって来るものなのである。