鹿児島県立松陽高等学校音楽部定期演奏会

blueoceans122007-05-19

今日は故郷鹿児島の松陽高校音楽部の定期演奏会に帰省がてら出かけた。
この松陽高校の吹奏楽部は、去年まで吹奏楽コンクール全国大会に3年連続出場し、金賞2回、銀賞を1回受賞した九州を代表するバンドだ。
今年は3回連続出場の翌年ということで、コンクールはお休み。
その松陽高校吹奏楽部がどんな音楽を聞かせてくれるのか、ワクワクしながら会場へ。
開演5分前に到着したのだが、もう客席はほぼ満席。1階前方2列目にやっと空席を見つけてホッ。が、開始直前に仕事のメールが来たために1曲目はパス。
返信して中に入ってプログラムを見てがっくり。1曲目は電子オルガン独奏だったようだ。う〜ん、元電子オルガンプレイヤーとしては、聴きたかった演奏だった。
1部はこのように、電子オルガン、ピアノ、管楽器アンサンブル、そして合唱によるプログラム。休憩を挟んで、いよいよ吹奏楽部の登場だ。

2部の曲目は以下の通り。
科戸の鵲巣〜吹奏楽のための祝典序曲〜(中橋愛生)
喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション(F.レハール/鈴木英史)
森の贈り物(酒井格
4人のパーカッション奏者と吹奏楽のためのコンチェルティーノ(ギリングハム)

全体を通して、エッジのきいた木管の豊かな響きを基調にした松陽サウンドは」健在だった。が、やはりコンクールお休みの年だからか、やや音楽的な推進力にかけていたような気がする。とはいえ、やはりコンクールでの最高峰の演奏を何度も聞いているから、こんな欲も出てしまうのだが、性格の異なる楽曲を的確にスケッチし、色彩を施して行く手腕は見事なものであった。

3部は、ポップスステージに1年生のお披露目演奏、そして、ガイーヌで幕を閉じた。
3部はやはり、ご愛嬌という感じかな。まあ、これはどこの吹奏楽団の演奏会でもそうだが。
そろそろ時代と共に、定期演奏会の流れみたいなものにも、斬新な発想を取り入れていいのではないかと、最近思うのである。こうしたトップクラスのバンドが率先してそういう役割を担って欲しいと思うのは・・・・ま、やはり贅沢かな。

今日演奏会が行われた会場は、今年の吹奏楽コンクール九州大会が行われる場所である。
おそらく松陽はここで招待演奏を行うのではないか・・・・な?

ちなみに、6月3日には、北海道の名門校、東海大四校の演奏会が同じホールで行われるが、松陽高校吹奏楽部は、ここで招待演奏を行うそうだ。

そうそう、そういえば、確か1曲目だったかな、のときに客席で長い間形態電話の着メロが鳴り響いていた。客席の話し声は木にはならなかったが、演奏会に臨むときのマナーはしっかりと守っていただきたいものだ。非常に残念な瞬間だった。