宮之城吹奏楽団定期演奏会

blueoceans122007-05-20

今日は、夕方の予定がキャンセルとなったので、午後から「宮之城吹奏楽団」の定期演奏会に出かけることにした。この楽団は、全国大会に3年連続出場を果たしたこともある、九州を代表するバンドのひとつ。
例のようにギリギリに到着したが、1階席はほぼ満席。
前のほうが空いていたので、例のように前方でリラックスムードで聞かせて頂いた。
第一部のプログラムは以下の通り。

ハリソンの夢(グラハム)
グラスハウス(スーザ)
カンタベリー・コラール(ヴァンデルロースト)
パシフィック・コメモレーション(キャンプハウス)

1曲目のハリソンの夢は常任指揮者による演奏。ということは、この曲を今年のコンクールで演奏するのだろうか。
印象としては、ホルンなど、中域系金管器のピッチが全体を通して不安定なのが非常に気になった。これをコンクールでやるのなら、これから相当のアップしていかなければならないのでは・・・・
またこの楽曲の命である音楽的な推進力に欠けていたのも、気になった。まあ、しかし大人の集団なので、これから急ピッチで音楽が変化していくのかも知れない。
ただ、せっかくの演奏会のオープニング・ナンバーなので、もっとすっきりとはじける音楽を聴きたかったな、とは思った。

そして、2曲目以降は、常任指揮者の恩師であるという、鈴木孝佳氏の棒による演奏。鈴木氏は、福岡工業大学附属高校を吹奏楽の名門校に押し上げ、あの幻の「華麗なる舞曲」など数々の伝説を持っている指揮者である。
彼の棒を久々にこの料金で触れられたのは、非常にラッキー。
カンタベリー・コラールの美しさを堪能させていただいた・・・・はずだったが、最後の最後の部分を赤チャンの泣き声で邪魔されたのが残念。
一般バンドの定期演奏会では、これは仕方のないこと・・・・と思う反面、音楽を心から堪能できない演奏会って?・・・・という素朴な疑問がまた持ち上がってきたのも事実なのでした。

 第三部の「高度な技術への指標」。世代的に聴きたい曲だったが、このあとの待ち合わせの時間を考えると1曲の終わって席を立たなければならず、失礼になるので、後ろ髪を引かれながら、帰路についたのでした(涙)。

演奏会は2部まで聞いて、鹿児島に帰った時恒例のくろいわラーメンへ。
いやあ、幸せな気分。
恒例といえば、いつも帰省すると、ピアノを弾きまくるのだが、今回は高校のときに使っていたエレクトーンにも久々に電気を通してみた。
懐かしいサウンド。思わずかつて弾いていた曲を片っ端から弾いてみたのでした。
ちなみに、この機種はとっくに廃盤で、もうほとんど目にすることはない、貴重なヴィンテージ品なのです。