第55回全日本吹奏楽コンクール九州代表3校によるオータムコンサート

blueoceans122007-09-23

金曜日に東京に戻り、土曜日には国際フォーラムで東京ジャズフェスティバルに出席。
そして日曜日は再び福岡に戻って、「第55回全日本吹奏楽コンクール九州代表3校によるオータムコンサート」を聞きに、嘉穂高等学校まで足を伸ばした。
オータムコンサートとは言うものの、残暑は厳しい。でも、その準備を行った嘉穂高校の関係者や、楽器を運び演奏する生徒諸君はもっともっと暑さを体感したことだろう。

このコンサートは今年久しぶりに九州代表を福岡県の高校が独占したということで、精華女子高校の藤重先生の音頭で実現したものだそうだ。
会場は、12年ぶりに九州代表となった嘉穂高校の創立100年記念会館。なんと嘉穂高吹奏楽部は今年で創部77年になるのだそうだ。凄い。
その記念会館は、ステージが下にあって、コロシアムのように客席がせりあがっているという不思議な造り。更に響きは超デッド。
つまり、バンドの実力が如実に出るホールなのだが、それをものともしない演奏が続いた。

まずは、地元穂高の登場。オープニングのファンファーレに続いて、コンクールの課題曲と自由曲。ちょうど全国大会への狭間となる時期だが、完成度の高い技術できかせる手腕は、伝統を感じさせる。
ポップステージも楽器を持ちながらのアクロバットな動きが観客を魅了した。

続いて登場したのが、精華女子高校。もう全国大会の常連である。精華のステージは藤重先生の爆笑トークを司会に進行して行く。冒頭からイキナリ指揮をミスったのはご愛嬌。
コンクールの楽曲はさすがに高い技術力を誇るが、音楽的な追求はこれから・・・・という感じのようだ。というのも、翌日はマーチングコンテストがあったりと、精華の生徒達は一年中予定がびっしりなのだそうだ。
しかし、どんなときでも手を抜かないのはさすがである。

そしてトリは、福岡の吹奏楽シーンを代表するバンド、福岡工業大学附属城東高校。指揮者が変わってもしっかり九州代表となる実力はさすがである。
この日の自由曲は九州大会とはまた違った解釈だったが、10月に入れば本格的に全日本に向けた音楽作りを施して行くのだろう。今年は福岡支部大会からず〜っと聞いてきたが、その完成形がどういう音楽になるのか、本番が楽しみである。
また、演奏前にウォーミングアップ用の「ふるさとバリエーション」を目の前で聞けたのも面白かった。

さ、最後は3校の3年生全員によるステージ。合唱つき「翼をください」や「星条旗」など、吹奏楽ならではの楽曲でステージも客席も大盛り上がりのまま、本番は終了した。

本番後は、場所を移動して、懇親会。生徒と大人は別々の場所で行われたが、私も大人の部に参加させていただいて、先生方にいろんなお話をお聞きするという、貴重な時間となった。

というわけで、この席でのブッキング交渉が成立して、来る10月8日体育の日、福岡のLoveFMというラジオ局で、この3校の先生を迎えて、九州大会の演奏や懐かしい演奏などをオンエアさせて頂くことが決定した。

放送日時は、10月8日月曜日 正午〜午後3時
放送局は、Love FM 福岡送信局周波数:76.1MHz、北九州中継局周波数:82.7MHz、福岡西中継局周波数:82.5MHz
「スタイリッシュライフ」という番組の中でオンエアする予定
ぜひ御一聴を!!

それにしても、生徒達の懇親会の盛り上がりは相当なものだった模様で、コンクールをきっかけにこうした出会いや集いがあるというのは、非常に貴重な経験になっただろうと思われる。
また声をかけていただいた精華女子校の藤重先生にも感謝したい。強行スケジュールではあったが、帰りは精華のバスに一緒に乗せて楽しいお話をさせて頂いたりと、本当に楽しい一日を過ごさせていただいた。