鹿児島の吹奏楽

blueoceans122008-05-04

先日、鹿児島に帰郷した時に、某金賞常連高等学校の練習を聞きに行ってきました。
高校の定期演奏会は5月後半に集中しているためか、課題曲も自由曲も非常にしっかりとこなしていました。
最近学生の吹奏楽を聞くたびに思うことは、演奏技術云々よりも、音楽が頭の中で情景になっていないのではないか・・・・ということ。
安定したピッチで楽譜を再現する能力には長けていても、中々音楽に説得力が付くまでにはいかないのが、昨今の学生の吹奏楽の問題点なのかな・・・・と。
多分、育ち盛りの学生なら、技術的な部分のスキルアップよりも、情感的なレベルアップを図る方が、そのまま技術力のレベルアップにつながるのではないか・・・・某高校で少し意見してから聞いた演奏を思い起こすたびに、そう思うのです。
音楽はストーリー。
どんな映像を思い浮かべて、サウンドに命を吹き込むか・・・・昨今のトップクラスの吹奏楽シーンはその辺りにまで来ているのではないかと思っています。