埼玉栄中学校高等学校吹奏楽部定期演奏会

この学校の定期演奏会も、2年ぶりに聞きに行ってきた。
会場は大宮ソニックシティ大ホール。
今年はコンクールが3出のためお休みということでどんな演奏会になるのかなと思ったが、やはりそのサウンドの安定感は、全国屈指のものを感じさせてくれた。
演目は、今年の課題曲あり、バーンズの作品あり、寸劇ステージあり、グリーグのピアノコンチェルトありと、満腹感いっぱいの内容。
課題曲は、クリニックのモデル校もやっただけあって、コンクールの無い年とは思えない仕上がり。
ただ、プログラムにいまひとつ流れや一体感がないためか、すべてが終了した時に、いまひとつ残るものがなかったのが残念。
でもまあ、高校の演奏会は、保護者等に対する発表会的な意味合いが強いのでしょうがないのかな。
さて、圧巻だったのは、最終演目の、チャイコフスキーの序曲「1812年」。
後半は逆席にも搭乗したバンダを含め、部員総登場で、まさに圧巻の音圧を披露してくれた。
ある意味、これを聞けただけでも、入場券代は惜しくないだろう。
大滝先生がかなりお痩せになっていたのがちょっと気がかりだったが、メタボ対策かな?

そして、この埼玉栄高校吹奏楽部は、確かこの週末に、ニューヨークのカーネギーホールで、日本の高校生として初めての舞台に立った模様。
フェスティバルの一環なんだそうだが、埼玉栄でしか出し得ないあのサウンドとアンサンブルは、多くのアメリカの聴衆を魅了したことだろう。