NHK全国学校音楽コンクール九州大会

今日は、アクロス福岡で行われた、NHK全国学校音楽コンクール九州大会に足を運びました。
とはいえ、仕事中だったので、聞いたのは中学校の部の3校だけ。
北九州市明治学園那覇市の石田中学校、そして熊本県の山鹿中学校。
合唱コンクールを生で聞くなんてのは、恐らく30年ぶりぐらいかな。
合唱をよく聞いていたのは、小学校の頃。いつもコンクールの時期になるとピアノ伴奏を頼まれていたので、その延長線上で、九州大会をラジオで聞いたり、もちろん全国大会や最優秀校演奏会なんてのも、録音して聞いてましたね。
そう、当時は、現在のように全国大会がテーフ審査(同時にラジオ放送も)だったので、最優秀校(当時は、金賞を最優秀校と呼んでました)はご褒美に、文化の日周辺にNHKホールでの演奏会が付いてきたわけです。当然放送もされて、いまでも当時のテープを持ってます(とはいえCD化してますが)。
というわけで、これも20年ぶりぐらいに、その当時の放送を聞いてみました。懐かしいですね。
当時びっくりしたのは、東京代表の合唱。小学生も大人びた歌い方をするし、中学では荏原三中や神代中学校のサウンドに圧倒されましたね。
また、高校では、八潮高校が衝撃的でしたね。当時の顧問の先生平松氏は、現在も合唱団を運営されているようです。
混声合唱に混じって、女子校も頑張ってましたが、特に興味を惹かれたのが、ベンジャミン・ブリテン作曲の宗教音楽。キャロルの祭典とか、非常にそのハーモニーに興味を惹かれました。
そのころから、ブリテンの楽曲をいろいろと聞きあさったような気がします。
当時は鹿児島女子校とか、頑張ってましたね。
福島の安積女子校は当時は朝日のコンクールがメインのようでした。現在は安積黎明高校というそうなんですが、ここの生徒さんは全員「黎明」を漢字で書けるわけですね。凄い。

さて、今日聞いた中学の部の3校。
明治学園は課題曲のイントロが少々残念でしたが、全体を通して非常にハーモニーの美しさを保ってました。特に自由曲のバランス感が非常に良かったです。
続いて石田中学校沖縄県は、合唱の部分ではまだまだこれからなのでしょうか。福岡の学校等と比べると、声がまだ小学生気分が抜けない・・・・という感じで、更に発生練習などを積んで行ってほしいものです。
山鹿中学校の混成合唱は男声も非常に安定していて、艶やかな合唱でした。課題曲と自由曲で、ピアノ伴奏と指揮者が交替するという珍しいスタイルでしたが、女性の先生のピアノの方がこの合唱団の特性に合っている感じでしたね。男声の先生は打鍵が強すぎて、歌声がかき消される部分があったのが残念でした。でも、非常にレベルの高い演奏でした。
山鹿中学校と明治学園中学校は共に銀賞を受賞しています。

今回聞きに行ったのは、実は、中学校の部の課題曲を作曲したのがアンジェラ・アキさんだったからでした。
アンジェラさんとは実はこの一週間前ぐらいに仕事がお会いしてて、「あ、来週九州大会が近くであるので、どんな風にみんなが歌ってるか聞いてきますよ」と約束したからでした。
それにしても中学生のみなさん、よく歌詞を味わって音楽にしていましたね。
また機会があったら、合唱の演奏会にも足を運んでみようと思った1日でした。