小曽根真&パキート・コンサート

blueoceans122008-09-24

今日は仕事終了後、アクロス福岡シンフォニーホールに、小曽根真&パキートのコンサートを見に行きました。
小曽根さんとは、夏前に今回のコンサートのプロモーションでお仕事をして以来となります。
会場のアクロス福岡シンフォニーホールは、東京のサントリーホールに匹敵するような、オーケストラのサウンドにピッタリな音響空間を提供するホール。これまでにも、シカゴ交響楽団や、ウィーンフィルの演奏をここで聞いたことがあります。
どちらも、素晴らしかった・・・・。個人的にはサントリーホールよりも好きです。

さて、今回のコンサート前半は小曽根さんとパキートがモーツァルトのピアノコンチェルトとクラリネットコンチェルトに挑戦。後半は、ふたりのセッションでジャズなナンバーをお届けするというプログラム。
前半のモーツァルトステージは、合奏団のメンバーも普段着で登場するというスタイル。カデンツァは、予想通りジャズ・テイストを織りまぜ、また随所にジャズのコードを取り入れるなど、新たなスタイルを模索する内容でした。
やや、中途半端な印象も受けましたが、こうしたチャレンジ精神は大切だと思いますね。
それにしても、パキート。懐かしすぎ。
その名前からもわかるように、キューバからの亡命アーティスト。10年以上前にソニーからリリースされたアルバムをよく聞いてました。
まさか彼のライブを生で聞ける時が来るとは・・・・。
それも今回は小曽根さんを聞きに行ったのに、そのステージに登場してくれるとは・・・・。
ビジュアル的には、年月と共に相当変わりましたね。当然か。
それにしてもクラもサックスもいい音色してますね。日本人とはやはり骨格や体力が違うからなのか、サウンドが非常に太いながらも、エッジがあって、ピ〜〜〜〜〜〜〜〜ンと耳に飛び込んできます。同時に腸(はらわた)にも、響いてきます。

さ、後半はジャズ・テイストな即興ライブ。
客層がやや高い年齢層だったためか、スタンダードなナンバーに非常に食いつきが良かったですね。
チュニジアの夜の掛け合いはシビれました。
小曽根さんの打鍵にもっとエッジがあると更に良かったのでしょうが、やはりここら辺りも日本人であるが故の宿命なのでしょうか。
でもやはり、アドリブのセンスは抜群。聞き惚れてしまいますね。
非常に睡眠不足で、聞く前らつらかったのですが、演奏が始まるや一気に引き込まれてしまいました。
モーツァルトも遊び好きでしたから、さぞかしどこかで喜んでいた事でしょう。