J.S.B.吹奏楽団第24回定期演奏会

鹿児島での用事が早く済んだので、J.S.B.吹奏楽団の定期演奏会に足を運んできました。
昔は、何度かこのバンドの演奏会に足を運んでいましたが、ここ最近はコンクールで耳にするだけになっていました。
さて、今回の演目は以下の通り。
第一部
音楽祭のプレリュード
オーディナリー・マーチ
トランペット協奏曲(アルチュニアン)

第二部
フェスティバル・ヴァリエーションズ(スミス)
カントゥス・ソナーレ(鈴木英史)

第三部
ポップス系のプログラム

写真のように、この日の鹿児島は快晴で、会場から桜島が非常にクリアに望めました。
さて、第一部の最初は、1970年のコンクールの課題曲、音楽祭のプレリュード。
このバンドならではの重厚なサウンドは健在です。
続いて、今年の課題曲2番。
非常に安全運転でわかりやすいマーチでした。
一部の最後はトランペット協奏曲。
最近、吹奏楽のコンサートでこうした「コンチェルト物」を取り上げる傾向が増えていますが、オーディエンスからすれば、「はてなマーク」が多いのも事実。
或いは、フェスヴァリに向けて体力を温存したかったのか・・・・。

というわけで第二部は、難曲のひとつ、フェスティバル・ヴァリエーションズからスタート。
一昨年のシーズン、精華女子高校吹奏楽部と帯同することが何度かあり、何度となくこのフェスティバル・ヴァリエーションズを聞いてきたわけですが、今年になって、一般のバンドがこの曲を演奏するのは二度目。
やはり一般バンドの演奏量でこの曲の完成度を高めるのは、至難の業なんだなと、改めて実感しました。
でも、チャレンジして行くことには大きな意味がありますけどね。
そして圧巻だったのは、続くカントゥス・ソナーレ。
コンクール等でもおなじみの曲ですが、重量級のサウンドを持つこのバンドには、最適な選曲のひとつだろうなと実感しました。
こうした映像感のクッキリとした楽曲でコンクールにも臨んでもらいたいな、と個人的に思いました。
第三部は、時間の都合で失礼させて頂きましたが、久々に満足感のある吹奏楽サウンドに触れることができて、ハッピーな一日になりました。
そうそう、ミニ知識満載のMCも相変わらず楽しませてくれます。