鹿児島県立松陽高等学校第27回定期演奏会


鹿児島市宝山ホールで行われた、鹿児島県立松陽高校の定期演奏会に足を運んできました。
今年も、部員さんからお誘いがあり、スケジュールをフィクス。昼の部と、夜の部の一部を聞くことが出来ました。
この定期演奏会吹奏楽部だけで行うものではなく、第一部が音楽科の生徒さん達によるソロとアンサンブル。
第2部が、合唱部と音楽科の生徒さんによる合唱ステージ。
そして第3部が、吹奏楽部のステージになります。
4月に新入生を迎えて、バタバタしている間にもう定期歓送会を迎える・・・・・そんな感じではないでしょうか。
さて、ソロとアンサンブルのステージでは、昼の部のフルートによるグランドファンタジー、ピアノソロによる変奏曲。
夜の部のピアノデュオによるタランテラ、ソロのショパンソナタ、そしてパーカッションのアンサンブルが気に入りました。
特にパーカッション・アンサンブルは、長い長い拍手に包まれてましたね。

そして、吹奏楽部。新顧問を迎えての初の大舞台です。
課題曲の中からは、汐風のマーチとサラバンドを選んで演奏していましたが、サラバンドの音楽作りが非常に好感が持てました。
本番ではどちらで来るのかな。個人的には、サラバンドがこのバンドのサウンドに非常にしっくり来ているという印象でした。
そしてメインは、レスピーギのローマの祭り。かつて2004年に普門館で同校が、非常に鮮烈かつ端麗な演奏を残したのが、この曲でした。
今年もこの曲にチャレンジするのでしょうか。
今日の演奏は、まだ楽譜を読んで日が浅いんだな、という印象でしたが、さすがに技術はしっかりしたものを生徒達は持っているなと思わせてくれるものでした。
夏に向けて、これから加速度的に演奏も音楽を飛躍して行くのでしょう。期待したいところです。
そして本編のラストは、福島弘和氏に委嘱した「願い〜旅立ちの日に」。この日はこの曲の初演となったわけですが、具体的な説明は会場では無かったものの、昨年急逝した前顧問の美座先生に捧げられた作品と聞いています。
こうして今年も感動的なステージを魅せてくれた松陽高校吹奏楽部。
新しい顧問の先生と共に新たな歴史を創っていく、そのスタート地点に立ったと言っていいでしょう。
最後に、今年も声をかけて下さった部員の方に、この場を借りてお礼をいいたいと思います。
熱い夏に向かって、頑張ってください!!