ミス・サイゴン in ソウル?

帰国前の1日、夕方の時間が空いたので、再び韓国版ミス・サイゴンを見に行きました。
キャストは前回とほぼ同じ。前回はオープンしたてだったので、それからどう変化したかが見ものでした。
さて、前半がスタート。前回見た時よりも、タメの部分を作ったり、役者同士が会話や歌のキャッチボールを楽しんだりと、かなりのレベルでのスキルアップに感銘しました。
前半、キムとクリスが歌う「the last night of the world」、前回はイントロ部分の改悪に閉口したものですが、今回はオリジナルの譜面通りにやってくれました。
う〜ん、前回はオープン仕立てという事で、キーボーディストも緊張してミス・タッチしたのでしょうか。
まあわざわざあんなアレンジにすることはないと思うので、恐らくミスタッチでしょう。
というわけで前半は違和感なく、前回見た時よりも時間の経過が早かったような気がします。
そういえば、前回よりもキムとクリスのキス・シーンがかなり濃厚で、歌の息継ぎの合間にもまたキスしたりと、少々やり過ぎな感じも。

さて、後半は、全体を通して大きな変更点は無かったようですが、例のいい名付けのトゥイが亡霊となって登場する場面、より鬼気せまる演出になっていて、怖さ倍増。
やはり狩猟民族っぽい演出ですね。日本人の演出ではこういうのは無理でしょうな。
ところで、このミス・サイゴンのキャスティング、エンジニアやエレン、キムについては、それぞれの特徴が出ていて概ね好評のようでしたが、クリスは、韓国人と、マイケルなんとかという多分アメリカ系韓国人のダブルキャストなのですが、このマイケル君の韓国語に駄目だしが出ていました。
まあ我々日本人にはわからない事なので、まあ機会があれば、主要キャスト総取っ替えの時にまた見に行きたいと思います。
このロングラン公演は秋まで続くようです。
7月からは、コーラスラインビリー・エリオットリトル・ダンサー)等の大規模公演も目白押し。
楽しい夏がやってきそうです。