吹奏楽コンクール鹿児島県大会高校の部1日目

今日は午後から時間が取れたので、高校の部1日目を聞きに行きました。
会場にいたので殆ど気付かなかったのですが、結構な雨が降ったようですね。
楽器運搬の方々は大変な思いだったでしょう。お疲れさまです。

今日演奏したのは、8校でしたが、最も印象に残ったのは、徳之島高等学校でした。
その楽器の配置といい、木管を中心としたサウンド作りといい、松陽高校の音楽作りを参考にしているのかな、という印象でした。特に課題曲の作り方は見事で、ドライヴ感のある見事なマーチに仕上げていました。ただ、トロンボーンを筆頭に、金管木管のバランスの取り方等、まだまだやるべき事はありますが、今の方向性を維持しながら、スキルアップして行って欲しいなという印象です。自由曲は、風紋の原典版でしたが、この時代のオーケストレーションは現在の作品群に比べると、隙間が多いのも事実。今の段階では少々無謀な選曲だったかも知れません。しかし、今後が非常に楽しみなバンドのひとつです。

その他、去年よりもやや人数を増やした感のある鹿屋中央高校。非常にレベルの高い音楽作りをしていましたが、クラリネットがやや弱いかなという印象。人数の問題だけではないという感じでしたが・・・・。また、生徒の演奏技術は高いものを見せていましたが、音楽的なバランスの取り方に更に時間をかけて欲しいなという印象でした。

その他、鹿児島玉龍高等学校が金賞を受賞。
指宿高等学校、加世田高等学校、種子島高等学校が銀賞。その他の高校が銅賞でした。
銀賞ながら、加世田高等学校は、サウンドが全体的にレアすぎるなという印象はありましたが、高い演奏力を持っていて、これからのサウンド作りによっては、楽しみな存在になるのではないかなという印象でした。

明日は2日目が開催され、両日の金賞団体の中から、鹿児島県代表が選出されます。