2009年全日本吹奏楽コンクール高校の部

今年のコンクールもその千秋楽を迎える時がやってきました。
例年だと一般の部が最後でしたが、今年は高校の部がラストステージになりました。
それぞれの団体の感想などは、ホームページ
http://www.nn.em-net.ne.jp/~ocean/
に書いてあるので、ご参照いただくとして、演奏以外で感じたことを少し。

以前から言われていることですが、中学高校の部を通じて、保護者のマナーの悪さが年々ひどくなっているなと思いました。
とはいえ、ここでそんなことを書いても、解決に至るわけではありません。
そこでそれぞれの県大会でも地区大会でも、そしてもちろん全国大会でも入場時にマナー向上推進のビラを配ってはいかがでしょう。
内容はこんなところでしょうか。
客席での飲食喫煙禁止
演奏中の私語禁止
コンビニの袋等はガサガサ音がするので、かばんに入れるか、椅子の下におく
入場時に配られた新聞を演奏中に見ないこと
演奏中にプログラムを音か立ててめくらないこと
風邪をひいていたり咳が出るひとはマスクをすること
就学前の児童の入場禁止

などなど。
普通だったら、それぞれがそれぞれの認識で常識の中で出来ることですが、それが出来ない大人が増殖しています。
今回、演奏中にパタパタと音を立てて新聞をみていたのも、コンビニの袋を演奏中のガサガサ音を立てていたのも、入場時に配られた紙を演奏中(それも弱奏の時)に折ったり丸めたりを繰り返しながらバサバサ音を立てていたのも、50代60代70代と思われる叔父様達です。
演奏中のおしゃべりは、伯母様方が多いですね。
また地区大会では、演奏を終了した中学生達が客席で騒いだり、シャープペンをカチャカチャする音が聞かれたりします。他校の演奏中にです。

折角厳しい予選を勝ち抜いてきた極上の音楽が集う全国大会。
関係者じゃなくても、じっくりと1年に一度最高峰の音楽を聞きたいと会場を訪れる吹奏楽ファンも多いはずです。
会場で配らなくても、学校で率先して生徒を通じて保護者に渡るようにプリントを配るのも一考でしょう。
毎年生まれる数々の名演だけでなく、観客の素晴らしいマナーも次の時代へと受け継がれて欲しいなと、痛感した2日間でした。